看護師が教える!名古屋の夏の感染症&熱中症予防ガイド
こんにちは、そよかぜの看護師・堀です!暑い季節がやってきましたが、夏は子どもたちの健康管理に特に気をつけたい時期です。今回は、名古屋の夏に気をつけたい感染症や熱中症の予防について、看護師の視点からわかりやすく解説します。
1. 夏に気をつけたい子どもの感染症とは?
夏は高温多湿な気候が続くため、いくつかの感染症が流行しやすくなります。代表的なものは以下の通りです。
- 手足口病:主に乳幼児に多く、手のひらや足の裏、口の中に小さな水疱や発疹ができる病気です。発熱や食欲不振を伴うことがあります。
- アデノウイルス感染症:咽頭炎や結膜炎など様々な症状を引き起こします。感染力が強く、保育施設での集団感染に注意が必要です。
- プール熱(咽頭結膜熱):アデノウイルスによるもので、発熱や目の充血、喉の痛みが特徴です。プールの使用後に流行しやすいです。
これらの感染症は症状が似ていることも多いため、子どもの様子をよく観察し、体調が悪い場合は早めに医療機関を受診しましょう。
2. 熱中症予防の基本と“暑熱順化”の重要性
熱中症は子どもも大人も注意が必要な夏の健康リスクです。特に子どもは体温調節機能が未熟なため、熱中症になりやすいと言われています。
暑さ指数(WBGT)とは?
暑さ指数(WBGT)は、気温だけでなく湿度や日射、風速などを考慮した熱中症リスクの指標です。天気予報などでチェックでき、保育園や家庭での外遊びの判断材料になります。
暑熱順化(しょねつじゅんか)って何?
暑熱順化とは、少しずつ暑さに慣れて汗をかきやすくすることで、体が効率よく体温を調節できるようになることです。急に長時間外に出るのではなく、徐々に暑さに慣らすことが熱中症予防につながります。
例えば、そよかぜでは暑さ指数を毎日チェックし、涼しい時間帯に短時間だけ外遊びを行うことで子どもたちの暑熱順化を促しています。
3. 保育施設での感染症・熱中症対策
そよかぜでは、子どもたちの健康を守るために様々な対策を行っています。
- 看護師・保育士が常駐し、体調不良の早期発見と対応を徹底
- 手洗いや消毒の徹底による感染症予防
- 室内の換気と湿度管理の強化
- 暑さ指数(WBGT)を確認し、無理のない外遊びの実施
- こまめな水分補給を促し、熱中症リスクを低減
こうした取り組みで、安心して預けられる環境づくりを心がけています。
4. 保護者ができる夏の健康管理ポイント
家庭でもできる予防とケアのポイントを紹介します。
- 外遊びの時間帯に注意:午前中の涼しい時間帯や夕方など、気温が比較的低い時間を選びましょう。
- こまめな水分補給:特に暑い日には喉が渇く前に水分を取らせることが大切です。スポーツドリンクも活用できますが、糖分の摂りすぎに注意しましょう。
- 適切な服装:通気性の良い薄手の衣服を着せ、帽子で直射日光を避けます。
- 感染症予防の基本:手洗い・うがいを習慣づけ、感染症が疑われる場合は無理せず医療機関へ受診を。
- 体調変化の早期発見:熱や食欲不振、元気のなさに気づいたらすぐに対応しましょう。
5. まとめ|夏も元気に過ごすために
夏は楽しい季節ですが、感染症や熱中症のリスクが高まる時期でもあります。看護師として、子どもたちが元気に安全に過ごせるよう、専門的な知識をもとに適切なケアと環境づくりが必要です。
そよかぜでは、体調不良児も安心して預けられる体制を整え、暑さや感染症対策にも力を入れています。お子さまの夏の健康管理にぜひお役立てください。
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