看護師が教える!子どもの急な発熱時の正しい対応と受診の目安
お子さんが突然熱を出したとき、慌ててしまう保護者は多いもの。この記事では、保育士と看護師の経験をもとに、正しい観察ポイントと受診の判断基準、家庭でのケア方法をまとめました。
子どもの発熱はなぜ起こる?
発熱は、体がウイルスや細菌と戦っているサインです。特に0〜6歳は免疫機能が未発達なため、月に数回熱を出すことも珍しくありません。
よくある発熱の原因
- ウイルス感染(風邪、インフルエンザ、RSウイルスなど)
- 細菌感染(中耳炎、肺炎など)
- 予防接種後の一時的な反応
- 熱中症や脱水症状
家庭でできる発熱時の観察ポイント
単に体温だけで判断するのではなく、全身の様子を観察することが重要です。
- 元気や食欲の有無
- 水分が摂れているか
- 呼吸の状態(ゼーゼー、ヒューヒューがないか)
- 顔色や唇の色
- 発疹やけいれんの有無
受診が必要な目安
すぐに医療機関を受診すべき症状
- 生後3か月未満で38度以上
- ぐったりして反応が鈍い
- 呼吸が苦しそう
- けいれんがある
- 水分が取れない・尿が半日以上出ていない
翌日まで様子を見てもよいケース
- 熱以外は元気がある
- 水分が取れている
- 食欲もある程度ある
家庭でできるケア方法
- こまめに水分補給(経口補水液や麦茶)
- 薄着にして体温調節
- 室温を20〜25℃に保つ
- 安静に過ごさせる
解熱剤の使用は医師の指示に従い、自己判断での過剰使用は避けましょう。
まとめ|慌てず観察と判断を
発熱は子どもにとって珍しいことではありません。大切なのは「熱の高さ」だけでなく「全身の様子」で判断すること。受診の目安を知っておくと安心です。
当施設「そよかぜ」では体調不良児保育にも対応しているため、急な発熱時でもご相談いただけます。
