【看護師監修】子どもの耳掃除は必要?放っておいても大丈夫?名古屋の託児所そよかぜが正しいケア方法を解説
子どもの耳掃除、どのくらいの頻度で行っていますか?「奥まで見えないから怖い」「耳垢がたまると困るかも」と悩むママ・パパは多いものです。特に小さなお子さまの場合、耳の中は大人よりも狭くデリケートで、無理に掃除すると炎症や外耳炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。耳掃除は毎日の習慣として必要なものと思われがちですが、実は奥まで掃除する必要はなく、自然に耳垢が排出される「自浄作用」を利用することが基本です。
この記事では、名古屋市中区で体調不良児対応型保育施設として運営する託児所そよかぜの代表であり看護師・保育士の視点から、家庭でできる安全な耳掃除の方法や注意点を詳しく解説します。耳掃除の頻度や方法を正しく理解することで、子どもの耳の健康を守り、日常生活での感染症予防や快適な生活習慣につなげることができます。また、家庭だけでは補いきれない知識や不安についても、託児所そよかぜでは保護者向けのアドバイスを行っており、健康管理のサポート体制が整っています。
第1章:そもそも耳垢ってなに?放っておいても大丈夫?
耳垢(みみあか)は、ただの汚れではなく耳の中を守る重要なバリア機能を持っています。皮膚の古い角質やほこり、細菌などを絡め取り、耳の奥に侵入するのを防ぐ役割があるため、適切に放置しておくことで自然に排出されます。特に小さなお子さまは自浄作用が十分に働くため、奥まで掃除する必要はほとんどありません。
綿棒や耳かきを使って無理に奥まで耳垢を取ろうとすると、耳の皮膚を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んでしまい「耳垢栓塞(じこうせんそく)」を起こす危険性があります。これは耳が詰まった状態で、聞こえにくさや痛みを引き起こすこともあるため注意が必要です。耳垢は自然に外に出るものと理解し、掃除は入り口付近の見える範囲だけを優しく行うことが基本です。
第2章:やりすぎ注意!耳掃除で起こるトラブル
耳掃除のしすぎや誤った方法は、耳の健康にさまざまなトラブルを招きます。まず、綿棒を奥まで差し込むことで耳の皮膚が傷つき、外耳炎やかゆみの原因になることがあります。また、耳垢を押し込んでしまうことで耳の中で固まり、耳垢栓塞になるケースも少なくありません。特に3歳前後の小さなお子さまは耳道が狭いため、大人よりもトラブルのリスクが高くなります。
さらに、耳掃除に対して恐怖心が芽生えると、子ども自身が耳に触れることを嫌がるようになり、日常的なケアが難しくなる場合もあります。そのため、家庭で行う耳掃除は「浅く・軽く・見える範囲だけ」を徹底し、無理に奥まで取ろうとしないことが大切です。耳の健康を守る基本は、耳垢を自然に排出させることと、必要に応じて耳鼻科での専門的なケアを受けることです。託児所そよかぜでは、家庭では補えない耳や健康に関する情報を保護者に提供し、日常生活の中で子どもが安全に過ごせる環境づくりをサポートしています。
第3章:家庭でできる安全な耳掃除の方法
家庭で子どもの耳掃除を行う際は、基本的に「耳の入り口付近だけ」をやさしく掃除することがポイントです。使用する道具は、綿棒ではなく耳かき専用の安全なスプーン型イヤークリーナーや柔らかいガーゼを推奨します。耳の奥まで無理に掃除しようとせず、目で確認できる範囲の耳垢を取り除く程度で十分です。
また、耳掃除のタイミングも重要です。入浴後や耳の表面が柔らかくなっているときに行うと、安全に取りやすくなります。掃除の際は子どもが動かないように座らせ、親がゆっくり声をかけながら行うことで、恐怖心を減らし習慣化しやすくなります。耳掃除の際の声かけや優しい手順は、親子のコミュニケーションにもつながります。
第4章:耳の健康を守るために知っておきたいこと
耳の健康を守るためには、耳掃除のやりすぎを避けるだけでなく、日常生活でできる予防策も取り入れることが大切です。例えば、プールやお風呂の際に耳に水が入りすぎないように注意したり、耳のまわりを清潔に保つこと、鼻水や鼻づまりがあるときには耳に負担がかかることも理解しておく必要があります。
さらに、発熱や耳の痛み、聞こえにくさなどの異常がある場合は、自己判断で耳掃除を行わず、早めに耳鼻科を受診することが安全です。特に小さなお子さまは症状を自分で訴えることが難しいため、日常的な観察や保護者の注意が重要です。
託児所そよかぜでは、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えるだけでなく、家庭での耳掃除や健康管理についても保護者向けに情報提供しています。感染症が流行する季節には、耳だけでなく、鼻や喉の衛生も含めた総合的な健康管理のアドバイスを行い、家庭と施設が一体となったケアをサポートしています。名古屋市中区の地域に根差した保育施設として、子どもと保護者の健康と安心を支える取り組みを行っています。
第5章:まとめと託児所そよかぜのサポート
子どもの耳掃除は、やりすぎや奥までの無理な掃除を避け、耳の入り口付近をやさしく清潔に保つことが基本です。家庭での安全な耳掃除方法を身につけることで、耳の健康を守り、感染症予防や自己管理能力の向上にもつながります。また、耳の痛みや発熱などの異常がある場合は、自己判断せず早めに耳鼻科を受診することが重要です。
名古屋市中区にある体調不良児対応型保育事業 託児所そよかぜでは、家庭だけでは補いきれない衛生教育や健康管理のサポートを提供しています。託児中に日常生活での耳掃除や鼻のかみ方、咳エチケットの指導を行うことで、子どもが自然に正しい習慣を身につけられる環境を整えています。また、一時保育や軽度の病児預かりのサービスに加え、出張託児サービスやレンタルスペースの活用も可能です。
詳しいサービス内容や施設情報は、以下のページをご覧ください。
家庭での耳掃除の習慣と施設での保育サポートを組み合わせることで、子どもが健康に、そして安全に成長できる環境を提供します。親子での生活習慣を見直すきっかけとして、ぜひ託児所そよかぜのサービスをご活用ください。

